“結婚したい理由”を見直すと婚活がうまくいく
カウンセラー 山田 哲也婚活を続けていると、
「なぜ結婚したいんだろう？」
とふと立ち止まる瞬間があるかもしれません。
最初は「幸せになりたい」「家族をもちたい」と思って始めた婚活も、
活動が長くなると目的がぼやけてしまうことがあります。
実はこの “結婚したい理由” を明確に見直すことが、
婚活の流れを良くする大きなきっかけになるのです。
1. 「なんとなく結婚したい」がうまくいかない理由
「周りが結婚しているから」
「親が心配するから」
——そんな理由から婚活を始めた方も少なくありません。
もちろん、きっかけとしては悪くありませんが、
こうした “外側の理由” だけで動くと、途中で気持ちが揺らぎやすくなります。
お見合いや交際をしても、「本当にこの人でいいのかな？」と迷ったり、「もう疲れた」と感じたりしやすいのです。
婚活を前に進めるためには、“自分の中の結婚の意味” をもう一度見つめ直すことが大切です。
2. あなたにとっての「結婚の目的」は？
「結婚してどんな日常を送りたいか」を具体的に描いてみましょう。
たとえば——
・ 仕事から帰ったときに「おかえり」と言える人がいる安心感
・ 休日に一緒に食卓を囲む温かい時間
・ お互いを支え合いながら成長できる関係
このように “日常の中の幸せ” をイメージすると、結婚という目標がぐっと現実的になります。
「結婚 ＝ ゴール」ではなく、「結婚 ＝ 人生をともにするスタート」と考えることで、
相手に求める条件や理想像も自然と変わってきます。
3. “自分の幸せのかたち” を知ることが婚活の軸になる
婚活では「理想の条件」を考えるよりも、「自分はどんなときに幸せを感じるか」を知ることが大切です。
・ 安心して本音を話せる時間
・ 感謝や思いやりを伝え合える関係
・ お互いに無理せずいられる空気感
これらを明確にしておくと、出会った相手に対しても自然と
「この人となら心地よく過ごせるか」という視点で見られるようになります。
条件だけで判断するより、心の通う出会いに気づけるようになるのです。
4. 理由を見直すことで、行動にも変化が生まれる
“結婚したい理由” を再確認すると、不思議と行動にも変化が出てきます。
・ プロフィールの書き方が、より自然で誠実なものになる
・ 相手との会話で焦らず、素直に気持ちを伝えられる
・ 「断られた」「うまくいかない」と感じても、落ち込みにくくなる
それは、結婚への目的が「誰かに認められるため」ではなく、「自分が望む未来をつくるため」に変わるからです。
この視点の変化が、婚活を“前向きに楽しむ力”を生み出してくれます。
まとめ ： 目的を思い出せば、婚活はもう一度動き出す
婚活が思うように進まないときは、「結婚したい理由」をもう一度思い出してみましょう。
“寂しいから” でも “家族をつくりたいから” でもかまいません。
大切なのは、あなた自身がその理由に納得していることです。
その理由が明確になれば、出会いの中で「この人となら叶えられるかも」と感じる瞬間がきっと増えていきます。
焦らず、比べず、自分らしい目的を胸に——。
あなたの婚活は、そこからまた新しい一歩を踏み出せるはずです。
