料理ができる・できないは婚活で影響する？ 家庭力の伝え方
カウンセラー 山田 哲也婚活の場では「料理ができるかどうか」が話題になることがよくあります。特に昔から「家庭的 ＝ 料理が得意」とイメージされる傾向があり、プロフィールや会話の中で料理について触れる人も少なくありません。
しかし実際のところ、料理ができるかできないかが婚活にどの程度影響するのかは、人によって受け止め方が大きく異なります。
今回は、「料理スキル」が婚活にどう影響するのか、
そして上手・下手にかかわらず自分の“家庭力”をどう伝えていけばよいのかを考えてみましょう。
1. 婚活で料理が注目される理由
なぜ料理が婚活で話題になるのかというと、それは「結婚後の生活」を想像しやすい要素だからです。
- 一緒に食事を楽しめそう
- 家庭的で安心感がある
- 将来の子どもや家族の健康を考えてくれそう
このように、料理が得意という情報は相手に“温かい家庭像”を連想させやすいのです。
特に、女性に対して「料理ができる」という印象を求める人はまだ多く、
男性に対しても「自炊できる人 ＝ 生活力がある」と好感を持たれるケースが増えてきています。
2. 「料理ができない ＝ 不利」ではない
ただし、ここで気をつけたいのは「料理ができないと婚活で不利になる」と思い込まないことです。
現代では外食や宅配サービスも充実していますし、共働き家庭では「夫婦で分担」「週末だけ一緒に作る」など多様なスタイルがあります。
大切なのは “料理が得意かどうか”よりも、“家庭をどう築いていきたいか” です。
例えば料理が苦手でも、
- 「片付けは得意なので役割分担したい」
- 「栄養を考えることは意識している」
- 「休日は一緒に料理を楽しみたい」
と伝えられれば、前向きな家庭像を相手に想像してもらえます。
3. 得意な人のアピール方法
料理が得意な人は、ただ「得意です」と言うよりも、具体的に伝えると効果的です。
- 「和食が好きでよく作ります」
- 「お弁当を作るのが日課です」
- 「人に料理を振る舞うのが好きです」
このように具体例を交えることで、相手は「一緒に家庭を築くとこんな雰囲気になりそう」とイメージしやすくなります。
ただし注意したいのは、「完璧さ」を押し出しすぎないこと。
あまりに家庭力が高いと「自分はついていけないのでは」と相手が不安になることもあります。
適度な柔らかさや、「一緒に工夫していきたい」という姿勢を見せるのがポイントです。
4. 苦手な人の伝え方
料理が苦手でも、工夫次第で印象を良くできます。
- 「レシピを見れば簡単なものなら作れます」
- 「最近は少しずつ挑戦しています」
- 「後片付けや買い出しは任せてください」
このように、できないことをただマイナスとして捉えるのではなく、「努力している」「別の形で家庭を支えたい」とアピールすることが大切です。
実際に婚活の現場でも「完璧に料理ができなくても、家庭を一緒に支えていこうとする姿勢」に惹かれる人は多いのです。
5. “家庭力”は料理だけではない
「家庭力」とは料理だけで測れるものではありません。
掃除や片付け、家計管理、家族とのコミュニケーションなど、結婚生活における力は多岐にわたります。
もし料理が苦手でも、
- 金銭管理が得意
- 健康に気を配る習慣がある
- 家族を思いやる会話を大切にしている
といった点を伝えれば、それも立派な家庭力のアピールになります。
婚活において大事なのは「一緒にどんな家庭をつくりたいのか」を描き、そのビジョンを共有すること。
料理はその一部に過ぎないのです。
6. 前向きに“家庭像”を伝えよう
料理の得意・不得意にかかわらず、相手に伝えるべきなのは「前向きな家庭像」です。
例えば、
- 「得意料理を一緒に作りたい」
- 「苦手だけど、結婚したら一緒に頑張りたい」
- 「料理は任せたいけど、洗い物や掃除は自分が担当する」
このように前向きに伝えることで、相手は「一緒に生活するイメージ」を自然に持ちやすくなります。
まとめ
婚活において料理は確かに注目されやすい要素ですが、できるかどうかが全てではありません。
- 料理が得意な人は具体的に伝えて、未来の家庭像をイメージさせる
- 苦手な人は努力や工夫、他の得意分野でカバーできることを伝える
- 料理だけでなく、掃除・家計・思いやりなど“家庭力全体”を見せる
このように意識すれば、料理スキルに関わらず自分らしい魅力を発揮できます。
婚活は「一緒に家庭を築くパートナー」を探す活動です。
料理が得意か不得意かにとらわれず、「どんな家庭を一緒に作っていきたいのか」を前向きに伝えていくことこそが、成功につながる第一歩となるでしょう。
