婚活の成功を左右する“フィードバック”の受け止め方
カウンセラー 山田 哲也婚活を進めるなかで、
「もっとこうした方が良いですよ」
「こういう点が気になります」
といったフィードバックを受ける機会は少なくありません。
結婚相談所のカウンセラーからのアドバイスだけでなく、お見合いやデートの後に相手から伝わる感触もまた、貴重な“フィードバック”です。
しかし、いざ自分に向けられると「批判された」と感じて落ち込んでしまったり、「そんなの関係ない」と受け入れられなかったりすることもあるでしょう。実は、この“フィードバックの受け止め方”こそが婚活の成否を左右する大きなポイントなのです。
本記事では、フィードバックを前向きに活かすための考え方と実践方法をご紹介します。
1. フィードバックは「可能性のヒント」
まず大前提として、フィードバックは「ダメ出し」ではありません。
むしろ自分では気づけなかった視点や改善点を教えてもらえる貴重なチャンスです。
例えば、
- 「会話のときに目を見て話すともっと印象が良くなりますよ」
- 「プロフィール写真の服装を少し明るめにすると雰囲気が変わります」
といったアドバイスは、今すぐ取り入れられる小さな改善点です。
大切なのは「指摘された＝自分はダメだ」ではなく、「改善の余地がある＝まだ伸びしろがある」と捉えること。
視点を変えるだけで、気持ちは前向きになりやすいのです。
2. 落ち込む前に “事実” と “感情” を分けてみる
フィードバックを受けると、多くの人は無意識に「感情」で反応します。
「そんなつもりじゃなかったのに」「自分を否定された気がする」と落ち込んでしまうのです。
そんなときは一度立ち止まり、
- 【事実】相手が伝えた具体的な内容
- 【感情】自分がどう感じたか
を切り分けてみましょう。
たとえば「笑顔が少ないと緊張して見えるかもしれません」と言われた場合、
- 事実 → 笑顔が少ないと受け取られた
- 感情 → 否定されたようで悲しい
と整理できます。
事実の部分に焦点を当てれば、「じゃあ意識的に笑顔を増やしてみよう」と改善行動につなげられます。
感情は一度受け止めたうえで、そこにとらわれすぎないようにすることが大切です。
3. 取り入れるかどうかは “自分で選んでいい”
すべてのフィードバックを鵜呑みにする必要はありません。
人によって価値観や好みは違うので、合わないアドバイスもあります。
重要なのは、
- まず素直に受け取る
- そのうえで自分に合うかどうかを判断する
という二段階の姿勢です。
「これは自分に必要だ」と感じたら取り入れればいいですし、「これは自分らしくないな」と思えば無理に従う必要はありません。
選択権は常に自分にあると知っておくと、気持ちも楽になります。
4. フィードバックを“成長の材料”に変える
婚活の過程で受けるフィードバックは、自分を客観的に見直す絶好の機会です。
- 話し方のクセを改善して、会話がスムーズになった
- 写真を変えたらお見合いの申し込みが増えた
- デートの服装を工夫したら相手の反応が良くなった
このように、小さな改善が大きな成果につながることは珍しくありません。
特に結婚相談所のカウンセラーからのフィードバックは、数多くの成婚事例を見てきた経験からのアドバイスです。自分だけでは見えないポイントを教えてくれる存在だからこそ、素直に活かすことが成功への近道になります。
5. フィードバックを前向きに受け取るための習慣
最後に、フィードバックを受けやすくするための心構えをいくつかご紹介します。
- メモをとる
指摘をその場で書き留めることで、冷静に振り返ることができます。 - 一晩置いて考える
すぐに反応せず、時間を置くことで冷静に判断できるようになります。 - 成功体験と結びつける
「前もアドバイスを取り入れて成果が出た」と思い出すと、受け止めやすくなります。 - 完璧を求めない
婚活はトライ＆エラーの連続。失敗もフィードバックも“成長の証”だと捉えましょう。
まとめ
婚活の成功を左右するのは、スペックや条件だけではありません。
実は「フィードバックをどう受け止め、活かすか」という姿勢が、結果に大きく影響します。
否定されたと感じて落ち込むのではなく、「伸びしろを見つけた」と前向きに捉えること。
必要だと思えば取り入れ、違うと思えば選ばない柔軟さを持つこと。
その積み重ねが、より良い出会いにつながり、最終的に“自分らしい結婚”へと導いてくれるのです。
婚活中に受けるフィードバックは、あなたの未来を切り拓くための贈り物。
ぜひ前向きに活用していきましょう。
