婚活で“選ばれる人”がやっている思いやりの伝え方
カウンセラー 山田 哲也婚活では「思いやりがある人がいい」と多くの方が口にします。
しかし実際のところ、“思いやりがある”という評価は、
ただ優しい言葉をかけることだけでは得られません。
大切なのは、「相手に伝わる形で」思いやりを表現できること。
今回は、婚活で “選ばれる人” が自然と実践している思いやりの伝え方についてご紹介します。
１．思いやりは「察する」より「気づいたら声にする」
思いやりのある人というと、「相手の気持ちを察する人」をイメージする方も多いでしょう。
しかし、婚活の場では「察してもらう」よりも「気づいたことを言葉にして伝える」ほうが印象に残ります。
たとえば、
「今日は寒いですね。待たせてしまってすみません。」
「お忙しい中ありがとうございます。」
といった一言でも十分です。
相手の状況を想像して声をかけるだけで、「この人は相手の立場を考えられる人なんだな」と感じてもらえます。
察する力よりも、気づきを “行動と言葉で伝える力” が、婚活では信頼と好感につながります。
２．「ありがとう」を惜しまない人は印象が残る
“選ばれる人” は、どんな小さなことにも「ありがとう」を自然に言える人です。
・ お見合いでお茶を注いでもらった
・ デートでお店を予約してもらった
・ メッセージに丁寧に返信してくれた
——その一つひとつに「ありがとうございます」と伝えるだけで、相手の心に温かい印象が残ります。
逆に、当たり前のように受け取ってしまうと、相手は「気づいてもらえなかった」と感じてしまいます。
感謝の言葉は相手を気持ちよくさせるだけでなく、自分自身の気持ちを前向きにしてくれる力もあります。
思いやりとは、相手に“してもらったことを忘れない心”。
その積み重ねが「この人と一緒にいたい」という気持ちを生むのです。
３．「自分の意見をやわらかく伝える」ことも思いやり
思いやりというと「相手に合わせること」と勘違いされる方もいます。
しかし、無理に我慢して相手に合わせるだけでは、かえって誤解やストレスを生むこともあります。
大切なのは、相手を尊重しながら “自分の意見をやわらかく伝える” こと。
たとえば、
「私は〇〇のように感じましたが、□□さんはどう思いますか？」
「私は〇〇派なんですが、□□も良さそうですね。」
という言い方なら、主張を押しつけずに会話が続きやすくなります。
思いやりとは、「自分の意見を飲み込むこと」ではなく、
「相手の気持ちを傷つけずに伝える工夫」を持つことなのです。
４．小さな気づきが大きな印象に変わる
婚活では、特別なことをしなくても “思いやり上手” な人はたくさんいます。
たとえば、
・ 相手の話を最後まで聞く
・ 疲れていそうなら、少しゆっくり歩く
・ 飲み物をすすめる、時間を気にかける
こうした何気ない行動が、実は一番伝わる思いやりです。
婚活の出会いは限られた時間だからこそ、ちょっとした気配りが印象を大きく左右します。
「相手を思って動く姿勢」は、外見よりもずっと深い魅力として相手の記憶に残るのです。
５．思いやりは“テクニック”ではなく“習慣”に
思いやりは、特別なスキルではありません。
「相手を気にかける小さな習慣」を日常に取り入れていくことで、自然と身についていきます。
たとえば、職場や友人関係でも「ありがとう」を増やす、
相手の立場で考えてみる、そんな小さな積み重ねが大切です。
婚活で “選ばれる人” は、思いやりを演じるのではなく、自然体で表現できる人。
あなたも、今日からできる小さな優しさを意識してみてください。
その姿勢こそが、未来のパートナーを引き寄せる一番の魅力になるはずです。
まとめ
婚活で大切なのは、目立つ行動よりも「相手の気持ちに寄り添う姿勢」。
思いやりを “伝える” ことで、あなたの人柄が相手の心に届きます。
完璧な対応より、自然な優しさを積み重ねる——
それが、最終的に「選ばれる人」への近道なのです。
