“完璧じゃなくていい”と思えた瞬間、婚活は動き出す

2025年11月12日 2025年10月31日

カウンセラー山田哲也

婚活をしていると、
　　「もっと魅力的にならなきゃ」
　　「うまく話せなかったらどうしよう」
と、自分を追い込んでしまうことはありませんか？

理想の相手を求める気持ちは大切ですが、
気づかないうちに “完璧を目指しすぎる婚活” になっている人は意外と多いのです。

でも実は、婚活がうまくいく人ほど「完璧じゃなくていい」と思えた瞬間に、
大きく前進しています。

今回はその理由と、気持ちを軽くする考え方をご紹介します。

　　「好印象を残したい」
　　「失敗したくない」
――そんな気持ちが強くなると、人は “正解探し” をしてしまいます。

お見合いの会話でも、
　　「これを言ったら印象が悪いかも」
　　「もっと明るくしなきゃ」
と考えすぎてしまい、本来の自然な笑顔や会話が出せなくなるのです。

しかし、婚活で求められるのは “完璧な人” ではなく、“一緒にいて安心できる人”。
相手も人間ですから、あなたの小さなミスや緊張も含めて、誠実さや人間味を感じることがあります。

「うまく見せる」より「心を込めて接する」こと。
その方が、結果的に相手の心に届くのです。

婚活では、「こうあるべき」という理想像を自分で作り上げてしまうことがあります。
たとえば、
　　「料理ができなきゃ」
　　「社交的じゃないとダメ」
　　「収入がこれくらいないと…」
といった思い込みです。

でも、婚活は “評価” の場ではなく、“相性” の場。

無理をして理想の自分を演じても、長くは続きません。
むしろ、本当の自分を出せる相手に出会えたときこそ、自然と関係が進んでいきます。

カウンセラーとして多くの方を見ていると、「背伸びをやめたときに出会いが変わった」という声をよく聞きます。
「完璧でなくても、私は私でいい」と思えた瞬間、肩の力が抜け、笑顔や会話にも柔らかさが戻るのです。

完璧を求める人ほど、自分の欠点に目が行きがちです。
しかし、自信を取り戻すために大切なのは、“できなかったこと” ではなく “できたこと” に目を向けることです。

たとえば、
　　「初めてのお見合いで最後まで話せた」
　　「苦手な話題も笑顔で受け答えできた」
そんな小さな積み重ねで十分です。

婚活はマラソンのようなもの。
一歩ずつ進めば、必ず景色は変わります。
焦らず、自分のペースで歩いていきましょう。

自分が完璧を求めすぎると、無意識のうちに相手にも同じものを求めてしまうことがあります。
しかし、人は「欠点のある自分を受け入れてくれる相手」にこそ、心を開くものです。

あなたが「完璧じゃなくていい」と思えるようになると、相手の失敗や弱さにも優しくなれます。
その “ゆとり” こそが、人間関係を深める最大の魅力になります。

婚活は競争ではなく、“お互いを理解するプロセス”です。
お互いに「そのままでいいね」と思える関係こそ、長く続く幸せの土台になります。

婚活が思うように進まないと、「自分に何が足りないんだろう」と落ち込むこともあります。
けれど、“できない自分” を責めるよりも、「それも私の一部」と受け入れることが、次の一歩を生み出します。

完璧でなくても大丈夫。
大切なのは、「ちゃんと向き合おう」とするその気持ちです。

あなたの誠実さや優しさは、きっと誰かの心に届いています。
今日から少しだけ力を抜いて、「私らしく」を大切にしてみませんか。

その瞬間から、あなたの婚活は、きっと動き出します。