婚活に役立つ！ “相手を褒める” スキル
カウンセラー 山田 哲也婚活では、第一印象や会話の雰囲気がその後の関係を大きく左右します。
その中で効果的なのが「相手を褒める」ことです。
褒められて嫌な気持ちになる人はほとんどいません。
しかし、ただやみくもに褒めれば良いわけではなく、「伝え方」や「タイミング」が大切です。
今回は、婚活に役立つ“相手を褒めるスキル”についてお伝えします。
1. 褒めることの効果を理解する
人は誰でも「自分を認めてほしい」という承認欲求を持っています。
褒められることで自己肯定感が高まり、相手に安心感や信頼感を抱きやすくなります。
婚活の場では、まだお互いをよく知らない段階から会話をスタートするため、「褒める」という行為がスムーズな関係づくりのきっかけになります。
例えば、外見や持ち物を褒められたときは「自分に関心を持ってもらえている」と感じ、会話が弾みやすくなります。
褒めることは、相手との距離を自然に縮めるための大切なスキルなのです。
2. 褒める対象は「小さな気づき」が鍵
「髪型が素敵ですね」
「その色の服が似合っていますね」
など、外見を褒めるのは分かりやすい方法ですが、ありきたりな印象を与えてしまうこともあります。
より効果的なのは、相手のちょっとした工夫や行動に気づいて褒めることです。
例えば、
- 「話しやすい雰囲気を作ってくださってありがたいです」
- 「プロフィールの文章が丁寧で人柄が伝わってきました」
- 「その趣味を続けられているのは素敵ですね」
このように、外見だけでなく「内面」や「努力している点」に触れることで、
相手は「ちゃんと見てくれている」と感じ、信頼関係が深まります。
3. 自然に伝えるための表現の工夫
褒めるときに大切なのは、わざとらしくならないことです。
過剰に褒めたり、相手を持ち上げすぎたりすると、かえって不自然さが伝わってしまいます。
自然に褒めるためのポイントは、
- 具体的に伝える：「その時計、おしゃれですね」より「その時計、落ち着いた色合いで服に合っていますね」の方が伝わりやすい。
- 感情を添える：「素敵ですね」だけでなく「素敵だなと感じました」と、自分の気持ちを伝える。
- 相手の努力を認める：「毎日続けているなんてすごいですね」と行動に注目する。
これらを意識すると、自然で温かみのある褒め方ができます。
4. 褒め上手は「聞き上手」でもある
褒めるスキルを磨くには、相手の話をしっかり聞く姿勢も欠かせません。
相手の言葉をよく聞いていなければ、褒めるポイントを見つけることができないからです。
たとえば、相手が「最近ランニングを始めたんです」と話したら、
すかさず「健康のために取り組んでいるのは素晴らしいですね」と褒めることができます。
このように、聞く力と褒める力はセットで身につけると効果的です。
5. 褒めすぎには注意！バランス感覚を大切に
褒めることは婚活に役立ちますが、やりすぎると逆効果です。
毎回褒めすぎると「本音ではないのでは？」と疑われたり、「自分を持っていない」と受け取られることもあります。
バランスを意識しながら、自然な場面でサラッと褒めることを心がけましょう。
また、褒めたあとは必ず会話につなげるのがおすすめです。
たとえば「素敵なネクタイですね。選ぶときにこだわりはありますか？」と質問を添えれば、相手に話してもらえるきっかけになります。
まとめ
婚活の場では、「相手を褒める」ことが関係づくりの大きな助けになります。
- 外見だけでなく内面や努力を褒める
- 具体的で自然な表現を心がける
- 聞き上手になることで褒めポイントを見つける
- 褒めすぎず、会話につなげる
このような工夫を取り入れることで、相手に安心感と信頼感を与え、好印象を残すことができます。
褒めることは特別な才能ではなく、意識して習慣化すれば誰でも身につけられるスキルです。
ぜひ次の出会いで、褒める力を活かしてみてください。
