“第一声”で好印象をつかむ！婚活での挨拶のコツ
カウンセラー 山田 哲也婚活の場面では、プロフィールや条件ももちろん大切ですが、実際に会った瞬間の第一印象がその後の関係を大きく左右します。
その第一印象を決めるのは「最初の一言」――つまり第一声での挨拶です。
どんなに素敵な人でも、最初の挨拶が暗かったり硬すぎたりすると、相手の心に壁をつくってしまうことがあります。今回は、婚活で好印象を与える挨拶のコツについてお伝えします。
1. なぜ“第一声”が大切なのか？
心理学の研究では、人が相手を判断するのにかかる時間はわずか数秒だといわれています。
服装や表情と並んで、その短い時間で大きな影響を与えるのが「声」です。
声のトーンや挨拶の仕方から、「明るそうな人」「落ち着いていて安心できる人」といった印象を瞬時に与えることができます。
婚活の出会いでは、最初から「結婚を意識した相手」として向き合うため、ちょっとした印象の差が大きな違いになります。第一声は、その後の会話をスムーズに進めるための大切な鍵なのです。
2. 挨拶で意識すべき3つのポイント
① 笑顔とアイコンタクト
声だけでなく表情も印象を左右します。
「こんにちは」と言うときに、口角を少し上げて、相手の目を見て伝えること。
たったそれだけで、誠実さや安心感を与えることができます。
② 声のトーンは“半音上げる”
普段よりほんの少し高めのトーンで話すと、明るく聞こえます。
大きすぎる声は緊張を与えるので、相手に届く程度の自然な声量を意識しましょう。
③ シンプルな言葉を選ぶ
難しい言葉や堅苦しい表現は不要です。
「はじめまして、本日はよろしくお願いします」
この一言を丁寧に、心を込めて伝えるだけで十分です。
3. よくあるNGパターン
- 声が小さすぎる：自信がなさそうに見え、会話が盛り上がりにくい。
- 表情が硬い：緊張していても、笑顔を意識することが大切。
- 形式ばかりにこだわる：「本日はお日柄も良く～」のような堅苦しい挨拶は距離を感じさせます。
挨拶はシンプルで自然体が一番。
特にお見合いでは、最初の印象で「また会いたい」と思ってもらえることが何より大切です。
4. 第一声を磨くための工夫
婚活の場でいきなり完璧な挨拶をするのは難しいものです。普段から次のような練習をしてみましょう。
- 鏡の前で挨拶を練習する：笑顔と声のトーンを意識できる。
- 録音して聞き返す：自分の声を客観的に確認し、改善点を見つける。
- 日常で“挨拶力”を磨く：職場やお店での「こんにちは」「ありがとうございます」も婚活の練習になります。
5. 挨拶がもたらすプラスの循環
第一声で明るく挨拶ができると、自分自身の緊張もほぐれます。
相手もリラックスしやすくなり、その後の会話が自然と盛り上がるのです。
さらに、良いスタートを切れたという実感が自信となり、次の出会いにも前向きな気持ちで臨めるでしょう。
婚活は「自分をどう見せるか」に意識が向きがちですが、実は最初の一言をどう届けるかで大きく変わります。
声や表情はトレーニング次第で必ず磨けるものです。
まとめ
婚活での第一声は、相手の心を開く最初の鍵です。
笑顔・声のトーン・シンプルな言葉、この3つを意識するだけで、あなたの印象はぐっと良くなります。
挨拶は一瞬ですが、その一瞬が未来を左右する大切な時間。
「この人と話してみたい」と思ってもらえるような第一声を、ぜひ今日から練習してみてください。
