“ありのままの自分”は、いつ出す!?
〜自然体と婚活成功のバランスを考える〜
「婚活では、ありのままの自分を見せたほうがいい」
最近、SNSやメディアでもよく聞くフレーズですよね。
ありのままの自分を受け入れてくれる相手こそ、運命の人だ、と。
しかし、一方でこんな不安を抱く人も多いのではないでしょうか。
「本当の自分を出しすぎたら引かれるのでは?」
「素を見せたら、相手に嫌われるかもしれない」

婚活において“ありのままの自分”をどこまで見せるべきか。
これは、多くの方がつまずく悩みのひとつです。
今回は、婚活における「自然体」と「相手への配慮」のバランスについてお話しします。
婚活で“ありのまま”が推奨される理由
婚活は、ただ恋人を探すだけではありません。
一生を共にするパートナーを見つける活動です。
結婚生活は、きれいごとだけでは成り立ちません。
体調がすぐれない日もあれば、機嫌が悪い日もあります。
だからこそ、婚活の段階で「自分を作りすぎない」ことは非常に大切です。
仮に、相手に合わせて無理をしたり、自分を偽ってお付き合いを始めたとしても、長続きはしません。
後々、「こんなはずじゃなかった」とお互いに疲れてしまう結果にもなりかねません。
しかし、“ありのまま”をすべてさらけ出すことが、必ずしも正解とは限らないのも事実です。
ありのままの自分を「全部」出すリスク
婚活は、あくまでも「初対面の人と信頼を築いていくプロセス」です。
そのため、まだ関係が浅いうちに全てをさらけ出すと、次のような誤解やトラブルを招きやすくなります。
- ネガティブな部分ばかり強調してしまう
- 相手に過度な負担感を与えてしまう
- 自己開示のペースが速すぎて引かれてしまう
例えば…
「私、失敗ばかりで落ち込んでばかりで・・・」
「人付き合い苦手で、友達もほとんどいないんですよ」
「これまでの恋愛は全部うまくいかなかったんです」
これらは、あなたの一部かもしれません。
でも、知り合って間もない段階で打ち明けられると、相手は「重いな」と感じてしまうことが多いのです。
「自然体」と「婚活モード」のちょうどいいバランスとは
では、どこまで自分を出すのがベストなのでしょうか?
ポイントは次の3つです。
① ネガティブは「自分で整理できたことだけ」話す
婚活中でも、自分の短所や悩みを隠す必要はありません。
ただし、その話し方には注意が必要です。
「私、落ち込みやすいんです」だけでは、相手はどう返したらいいか困ってしまいます。
一方で…
「私、落ち込みやすいところがあって。でも最近は気分転換にランニングをするようにしています」
このように、自分なりに解決に向けて努力していることも伝えると、前向きさが相手に伝わります。
② 「安心感」を優先する
人は、安心できる相手に心を開きます。
まだ関係が浅い段階では、相手に安心してもらうことを意識しましょう。
「私は私!全部受け入れて!」という姿勢よりも、まずは相手の話をよく聞き、
興味を持つ姿勢を見せる方が良い関係を築きやすくなります。
③ 徐々に開示していく
ありのままを見せるのは、相手と信頼関係ができてからで十分です。
初対面で「全てを知ってもらおう」と焦らず、まずは良い面を中心に話すところからスタートしてください。
たとえば、お互いに何度か会う中で…
- 過去の恋愛観
- 家族との関わり方
- 自分の弱みや苦手なこと
こういった深い話を少しずつ開示していくことで、相手も安心して心を開いてくれます。
ありのままを出すために、まずは自分を知ろう
そもそも「ありのままの自分」とは、一体何でしょうか。
それは「短所」だけを意味するものではありません。
- 自分が大切にしている価値観
- 人生で譲れないポイント
- 好きなこと、嫌いなこと
- 心地よいコミュニケーションの距離感
こうした自分自身への理解が深まるほど、婚活で無理をせず、自然体でいられる時間が増えていきます。
「えんむす」では、自己分析のお手伝いも行っています。
自分のことを整理してみたい方は、ぜひご相談くださいね。
まとめ:自然体は武器になる
婚活は、素の自分を受け入れてくれる相手を探す旅です。
ただし、信頼関係を築く前に「全てをさらけ出す」ことが正義ではありません。
- まずはポジティブな自分を知ってもらう
- ネガティブは整理してから話す
- 徐々に深い部分を開示する
この順番を意識することで、自然体でいながらも好感度を損なわずに婚活を進められます。
あなたが「素を出せて、安心できる人」に出会えるよう、私たち「えんむす」は全力でサポートします。
一人で悩まず、いつでもご相談くださいね。
「ありのまま」も大事ですが、出すタイミングと方法を間違えなければ、それはあなたの大きな魅力です。
婚活の旅、応援しています!